2022.01.4 | コラム |
新年あけましておめでとうございます。今年最初のコラム担当になりました、かずやコスメディア川橋です。
どうぞよろしくお願い致します。最初のコラムはお棺の中に問題なく入れることのできる「副葬品」について書いてみたいと思います。
かれこれ15年以上前になりますが、
「ご出棺でございます」「合唱」とお見送りが終わった際にご遺族のお一人が「お柩の中に入れ忘れた物があるのですがどうしたらいいのでしょう?」と申し出がありました。
その時はご出棺後直ぐでしたので火葬場にてお入れすることが出来ました。
ご遺族様は想いを果たすことが出来て大変安心されておりました。
今では私共担当葬祭ディレクターが常にご遺族様に寄り添い、事前に副葬品についても十分な打ち合わせを行いご案内しておりますので、この様な事はそれ以来無いとおもっております。
本来副葬品は、ご納棺時等に用意をしてお入れします。
ご家族のご希望により、故人の愛用品やご家族様の想いを込めて祭壇やメモリアルコーナーに飾り付けて、最後のお別れ時にお花と一緒にお入れします。
昔はほとんどが土葬で土器や青銅製の武器や馬具、装身具等が副葬品として入れられていました。
現在では環境への配慮もあり棺の中にお入れできるのも燃えやすいものに限定されます。故人へ気持ちを伝えるものとして多いのはシンパシーカードやメッセージカード、手紙、寄せ書き等は気持ちを書くことによって自分自身の心のケアにも繋がると言われます。
他に食べ物、飲み物、好きだったお菓子、お酒、たばこ、洋服や着物等あります。飲み物は最後のお別れの際に綿棒等使い故人のお口元に含めさせていただく事も出来ます。
中には香水等をひとかけされた方もいらっしゃいました。
副葬品として相応しくないものとしては
瓶や缶、カーボンファイバー、ビニール、プラスチック製品、大きなぬいぐるみや革製品、お金、有毒ガスを発生させるもの、爆発や破裂でお骨損傷させる可能性があるもの、大きなフルーツ等水分量が多いもの、現在生きていらっしゃる方と一緒に写っている写真も避ける事が多いです。
又ペースメーカーや医療器具などが体内に装着されている場合は予め火葬場へ伝える必要がありますので弊社担当葬祭ディレクターへお申し出ください。
特に最近はお客様より副葬品について様々なご希望があり、万が一の時に慌てて探したり、後日気づいて入れ忘れを後悔しないようにかずやコスメディアでは見学会や事前相談、エンディングノートの作成をお勧めしております。
どうしても入れられない副葬品を写真に写して入れて頂いた等これまでの経験とアイディアでお客様の想いに寄り添いたいと思いますのでお気軽にご相談ください。
かすやコスメディア 川橋