2023.03.21 | コラム |
若い世代の宗教離れが言われる現在。宗教に関する事件や報道で不安に思う方も少なくないと思います。今回は日本で一番なじみの深い仏教について少し触れてみたいと思います。
仏教は今から約2500年前のインドで誕生しました。
キリスト教が紀元後まもなく誕生し、イスラム教が7世紀誕生したとすると、仏教は三大宗教の中では最も歴史が長いという事になります。
仏教の開祖は手塚治虫の漫画でも有名な『ブッタ』『お釈迦様』正式にはゴータマ・シッダールタで元は釈迦族の王様のご子息で王子様、実はプリンスだったのです。
そんなお釈迦様、29歳で奥さんヤショーダラーとの間にラーフラという子をもうけてすぐに出家されているのです。実家が王族なので妻子の心配は無かったのでしょうが。
その後に妻子もお釈迦様の弟子として出家されたのでハッピーエンドではありますが、某インタビューで瀬戸内寂聴さんが『お釈迦さまって人類初の蒸発亭主』と冗談を言われていますが、親も妻も子も捨てて出家して2500年、今なお世界中から尊敬を集める存在になられています。何が言いたいかと言うと、人はその後の行いによって許され尊敬され、家族の信頼を取り戻す、これが仏教の教えの一部(私自身の勝手な解釈ではありますが)仕来りや風習など何となくとっつきにくかったり、敷居が高く感じて敬遠しがちな仏教などの宗教も少し調べたり触れてみると意外と面白いエピソードや考えがある。そして、心に響く教えなどを見つけ知ることが出来るとほんの少しでも親近感が湧くのではないでしょうか?
皆様の雑学と少しでも宗旨への考えが和らぐことを願いましてコラムを書かせていただきました。
かずやコスメディア 東政哉