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2023.05.17コラム

ゴールデンウイークもあっという間に過ぎ去り、皆様いかがお過ごしでしょうか?

4月に進学や就職など、生活環境が大きく変わり、日々の暮らしの中で、常に悩んだり迷ったり、嫉妬したり怒ったりと心はせわしなく、いろいろ考え過ぎて心が疲れてしまうこともあります。禅語にはそんな心の疲れに寄り添い、乱れがちな心を整えて、穏やかに前向きに過ごすための言葉がありますので紹介いたします。

 

禅(ぜん)とは

禅とは、禅宗の略称。中国から日本に伝わった、臨済宗、曹洞宗、黄檗宗などの宗派をまとめて禅宗と呼ばれています。

 

禅語(ぜんご)とは

禅語とは、短い言葉の中で禅の教えを説いたものです。

 

 

行雲流水(こううんりゅうすい)

 

空を流れる雲のように、川を流れる水のように何事にも執着しない自由な心を持つ境地。

良いことも悪いこともずっと続くわけではない。人生のなかで起こる様々な出来事をありのままに受け入れ、人生の肥やしに出来るようなおおらかな心を持ちなさいという教えです。

 

放下着(ほうげじゃく) 

 

一切の執着や思い込みを手放しなさいという意味。

正しいと思うこと、良いと思うこともそこに執着してしまうことで逆にそれが負担になってしまう。仕事や家事、育児などをする中で「あるべき」「すべき」と言った思い込みを手放すと新たな発見があり、選択肢も増えるという教えです。

 

無功徳(むくどく)

 

果報を求めてはいけないという意味。

何事も結果より過程が大切。見返りばかりを求めて物事に取り組むのではなく、過程の中で得られた経験や仲間こそが人生を豊かにし、これからの道を示す指標となるという教えです。

 

 

「禅のことば」をご紹介しました。ほかにも、慈悲深い「禅語」は数多あります。今を一生懸命生きているからこそ、悩んだり迷ったりするものです。そんなわたしたちの道しるべとなる「禅のことば」に、時おり親しんでみてはいかがでしょうか。

 

かずやコスメディア  木野


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