2024.03.20 | コラム |
「冠婚葬祭互助会の日」とは、全日本冠婚葬祭互助協会が令和5年に創立50周年を迎えたことを記念して、設立されました。3月15日(昭和48年3月15日)は冠婚葬祭互助会が割賦販売法の対象になった日です。今回は冠婚葬祭互助会の歴史について紹介致します。
“昭和23年に日本で初めての冠婚葬祭互助会である横須賀冠婚葬祭互助会が設立されました。冠婚葬祭互助会の名称は、冠婚と葬祭の二大儀式を「互いに助け合い」の礼をもって送りたいという相互扶助の願いを込めたものです。終戦後、焼け野原となった横須賀で物資が不足する中、親たちは子どもの結婚式の門出を祝う花嫁衣装を買ってあげることも出来ず、隣近所のみんなが少しずつお金を出し合い、1着の花嫁衣装を購入。その1着の花嫁衣装を地域の花嫁さんで大切に着回しをしたそうです。少しのお金でもみんなが互助の精神で助け合い、力を合わせれば立派な結婚式やお葬式もできるはずだと、始まったのが冠婚葬祭互助の起源でもあります。この相互扶助の「一人が万人のために、万人が一人のために」という考え方が、当時の戦後のすさんだ人々の共感を呼んだのです。”
このエピソードを知った時、“花嫁衣装を買う為に隣近所のみんなで少しずつお金を出し合い、その1着の花嫁衣装を地域の花嫁さんで大切に着回した”という部分に物凄く感銘を受けました。戦時中や戦後について学生時代に学習しましたが、今では想像できない苦しい生活の中で協力し合い購入した花嫁衣装には、特別で貴重な価値があったと思います。
今回は冠婚葬祭互助会の歴史についてのご紹介でしたが、引き続きご利用いただく皆様に良い時間を提供できるようサポートして参ります。
有明冠婚葬祭互助会 齊藤