お知らせ

2022.11.21コラム

今年も早いもので11月ですね。今月4日めでたく満59歳になりました川橋でございます。

幼少期は誕生日がうれしくて何度もカレンダーをめくっては心待ちにしていたものです。誕生日前日の3日が祝日の赤文字なので目立ちます。カレンダーを何度も見るうちに誕生日を3日と思い込んでいる時期がありました。

 

11月3日と言えば「文化の日」。 昭和21年に日本国憲法が公布された日。日本国憲法が平和と文化を重視していることから公布の日の11月3日を「文化の日」として国民の祝日になりました。以前は「明治節」と言う祝日でした。明治天皇のお誕生日にあたります。

また学問や芸術などの発展や向上にめざましい功績をあげた人に勲章が授与される「文化勲章」授与式。(皇居にて天皇陛下より直接授与されます)。

「文化功労者」も11月3日に発令され、顕彰式は後日行われます。我々一般庶民には縁遠いですかね。

その他、15日は七五三ですが、フェステーボでは10月から撮影で賑わっています。

23日は勤労感謝の日です。「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」と制定されています。働いている人に感謝する日と思っていたら少し違うようですね。

昔は「新嘗祭(にいなめさい)」という祭日で、その年の収穫物を神様に捧げ感謝して来年も豊作であるように願う行事で宮中や各地神社で様々な儀式が行われます。

又、11月21日~28日までの期間には「報恩講(ほうおんこう)」という浄土真宗の一大イベントがあります。28日が宗祖親鸞聖人の祥月命日にあたりますので真宗大谷派や佛光寺派で行われ、浄土真宗本願寺派や高田派などでは1月9日~16日の期間に行われます。期間の違いは1日歴や新暦の解釈の違いによります。本山では1週間かけて法要勤行帰敬式法話等が繰り返し行われます。私もいつか参加したいと思っています。

 

今回は11月の行事について少しだけ書かせて頂きました。

 

かずやコスメディア 川橋


2022.11.3コラム

私事ですが今から、8年前。まだまだ未熟な私でしたが、妻の願いを叶えるために、紋付袴を着用し、親族・友人・職場の方々に見守られながら、神前式をした日のことを思い出します。神社・神殿で結婚式を挙げるということは、お互いに盃を交わす、三々九度の儀(三献の儀)や、玉串拝礼などの儀式を通じて、自分の命、今まで二人の人生を支えてくれた人々、そして二人が出会えたご縁に感謝し、神様の見守る前で「永遠の愛」を誓い、この先の人生を2人で歩んでいく事を神様に報告するということだそうです。あれから、8年。子供が誕生してのお宮参り、七五三、家を建てる際の地鎮祭などの場で、幾度となく玉串奉奠(たまんぐしほうてん)を行う機会がありました。身近にある人生の中で、経験する機会のある玉串奉奠について、ご存じですか?

今さら聞けないって方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここに少しご紹介いたします。

 

・玉串奉奠

葬儀や結婚式、お宮参り、七五三、地鎮祭などの神道の儀式で行われる玉串奉奠は、玉串拝礼(たまぐしはいれい)とも呼ばれ、日本独自の宗教である神道の儀式です。

神葬祭という神式で行われるお通夜やお葬式の中での玉串奉奠は、仏教のお葬式で行われるご焼香にあたるものです。参列者が玉串を祭壇に奉納し、玉串に自分の心を託して神に捧げるという意味があります。

 

・玉串とは? その由来

「玉串(たまぐし)」とは、榊(さかき)の木の枝に、「紙垂(しで)」(四手とも)と呼ばれる特殊な断ち方をして折った白い紙片を、「木綿(ゆう)」と呼ばれる麻で結んで下げたものです。榊は木に神と書くように神様と関係が深い木で、 神道の儀式の際には必ずこの玉串が使われます。

神社本庁によれば、玉串の起源は『古事記』にも収録された天照大御神(あまてらすおおみかみ)の天の岩戸隠れの神話に由来します。岩戸隠れの際に神々が行った祀りで、榊の枝に玉や鏡などをかけて天照大御神の出御(しゅつぎょ)を仰いだのです。

 

・玉串奉奠の流れ

  • ご遺族に一礼し、神職から玉串を受け取ります。受け取り時は、左手で葉を下から支え、右手で玉串の根元を上からもちます。
  • 神前の玉串台の前に進み、深く頭を下げます。
  • 玉串の根元を時計方向に90度回し、左手を下げて根元をもち、祈念を込めます。
  • 右手で玉串の中ほどを下から支え、玉串をさらに時計方向に回しながら、根元を神前に向け、左手を離して右手の下に添えます。
  • やや前に進んでそのまま玉串台の上に奉奠します。
  • 一歩下がって二礼、音を立てずに二拍手一礼します。ご遺族と神職に一礼して席に戻りましょう。

 

葬儀の際の拍手はパチパチと音を鳴らさないように注意です!

突如来るお葬式の機会にも、慌てずに作法がふるまえるといいですね。

作法が間違っていたからと、神様は怒りませんと神主さんもお話をされましたが、頭の片隅に作法を覚えておくだけで、お役に立てるはずです。

 

かずやコスメディア 木野


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