お知らせ

2022.09.15コラム

「人徳」とはその人が持っている徳のこと。

この「徳」とは、「品性や知性」「生まれつき持つ能力や天性」のこと。つまり、「人徳」とは、「その人が持つ気質や能力」のことを指します。その人の持つ「性格」や「言動」「行動」に対して使われることが多いです。

 

私は業務部に所属する、原田謙二郎と申します。ここで弊社(株)有明冠婚葬祭互助会、岡本孝一営業本部長について書かせて頂きます。

岡本本部長は1979年7月に入社なされ(会社の創立は1972年2月)かずやグループ発展の為、激動の時代を乗り越え、尽力なされて来られました。

誰よりも早く出社され、当直者からの会員様の情報開示の為に誰よりも早くPCの前に座り、打ち合わせにスムーズに出向ける様、我々担当者の為に、そして一番は会員様の為に間違いのない正確な情報を打ち合わせ担当者に伝える為に、私がタイムカードを打つ時には早々にPC前におられました。その後ろ姿を私が入社して二年と六か月、見て参りました。私も会社内では一番の新人ですので、朝の掃除の為に早めの出社を心がけていますが、岡本本部長が私より後に出社されることは一度もありませんでした。

繁忙期の時期、必ず労いの言葉をかけて下さいました。少し仕事が落ち着いている時も、「こんな日がないと業務の人達の身体が持たない、神様がたまには休みなさい、と言ってあるのだよ」と笑いながら言葉をかけて下さいました。

 

互助会には岡本本部長、野畑課長、竹森主任、黒田主任、他五名の女性スタッフの方がいらっしゃいます。本田宗一郎氏(本田技研創業者)の言葉の中に「会社の為に働くな。会社の為などと言わず、自分の為に働け」とあります。女性スタッフの皆さんも第一はご自身の生活の為に働いていらっしゃると思います。そして第二は「上司に褒められたいから」と日々の努力をしてあるように思えます。

「本部長!!今日は○○さんとお話しが出来ました!!」

「本部長!!本部長のアドバイスのおかげで予定通りに事が進みました!!」

そんな時、岡本本部長は「○○さん!!よくやってくれたね!!」「さすが、○○さん、よかったね!ありがとう!」

部下の方々に必ず声掛けをなさり、労いの言葉をかけておられました。部下一人一人を大切に思い、コミュニケーションを常に取っておられました。

 

人は基本的に謙虚な人が好きです。上司も謙虚であれば部下から尊敬されます。しかし、上の立場になると謙虚な気持ちを忘れてしまいがちです。上司とは役割の一つにすぎず、偉い訳ではないのです。横柄な態度をとってしまう人、部下の仕事の粗探しをして怒鳴りつける人、事あるごとに犯人探しをして犯人を探し当てるが何も解決に繋がらない意味のない行為をする人、様々な上司がいると聞くことがあります。失敗してしまったら部下に対してでも真剣に頭を下げる、上記したように些細な事でも褒める労う声掛けをしてもらえることが部下から見ての良き上司なのではないでしょうか。

話しがずれてしまいましたが、「人徳者」岡本孝一営業本部長、今年九月、43年間の冠婚葬祭道に幕引きをなされます。

岡本本部長から教えて頂いた、上司とは何ぞや、一生涯忘れません。

長い間お疲れ様でした。

お教え頂いたこと、お世話になったこと、沢山の優しい言葉を掛けて頂いたこと、色々思い出されます。ご指導頂いた事に感謝と敬意を表し、これからの第二の人生が、益々充実したものになりますよう心から願っております。

今までありがとうございました。そしてこれからも宜しくお願い致します。

 

 

かずやコスメディア 原田謙二郎


2022.09.8コラム

某仏具店のCMで『手と手をあわせてしあわせ なーむー』でおなじみの『合掌』

ちなみに調べたところ歴代3人で通称『しあわせ少女』というそうです。

 

さて、皆さんは約18年前に放送された『世界の中心で愛を叫ぶ』というドラマをご存じでしょうか?

その一場面で母親が主人公の息子に『じいちゃんと相談しなさい』と伝え、主人公は仏壇の前に座り、線香を上げて合掌をしながら、亡くなったおじいちゃんと会話するかのように悩みを語りかけるというシーンがありました。10代後半だった私はごく自然なことだと何気なく見ていました。

しかし、この業界に来て色々と勉強する上で、海外の人からするとそのシーンは理解することが難しい事を知り驚きました。なぜ日本人は様々な場面で合掌をするのか?少し私なりに考えてみたいとおもいます。

 

これだけ日本人に染み付いた合掌という所作法は、仏教が生まれたインドで発祥しました。

日本には仏教伝来とともに伝わったとされています。

仏教徒が掌や指を合わせて、仏や菩薩(悟りを求め、衆生を救うために修行を重ねるもの)などを拝むこと。

諸説ありますが、右手には『仏』左手には『自分(衆生)』合わせることで仏への帰依を表す表現にとなったものだと言われています。

 

日本においては神社仏閣に参拝するときの合掌は、インド元来の合掌の意味と同じかと思いますが、無き人に向けた合掌、食前・食後の『いただきます』や『ごちそうさま』の合掌、『ありがとう』の感謝を伝える合掌、頼みごとをするときの合掌など多岐にわたって日本独自の合掌に感じます。

 

では、日本人の合掌とはなんなのでしょうか?

単純に合掌の英訳をGoogleで検索すると『palms together』palms=手のひら together=一緒 と出てきます。

間違ってはいませんがこれでは動作の中に浸透する日本独自の合掌の意味がまったく伝わりません。

日本の合掌は、インド元来の仏様や菩薩様を拝む習慣に、神仏などの目に見えない存在や力への畏敬の念が加わり日本独自に発展していったものではないでしょうか。

『すべては当たり前』や『生きている』などの自分自身の驕り(おごり)ではなく『目には見えない力に生かされている』という考えに『感謝』『尊さ』『尊敬』などの様々な思いが湧き起こり、これらの想いが日本人の合掌となって体現されているのではないでしょうか。

 

『目には見えない働きへの感謝の体現』=『合掌』

 

この感謝の体現が習慣化している日本は本当に優しい精神文化の持ち主ではないでしょうか?

 

インドから仏教と共に伝来した合掌は日本人の生活に深く根ざした作法になりました。

日常生活でも感謝や敬意を表すために、故人に対しては安らかな眠りを仏に願い、どのような時も

心を込めた合掌で想いを伝えていただければと思います。

 

かずやコスメディア 東


Home > お知らせ
資料請求
苦情・ご要望について
スタッフ募集
ページの上に戻る