お知らせ

2021.11.9コラム

今回は家族葬勉強会の講師を務めております、かずやコスメディア竹森が「家族葬の現状」についてコラムを書かせていただきます。

 

最近は新型コロナウイルスの影響もあり、家族葬でお葬儀をされる方が増えてきております。一般的に家族葬は家族や親族のみで執り行うことが多いとされていますが、明確な定義というのはなく、どこまで参列者の方を呼ぶかというのにも決まりはありません。故人様と縁のあった友人の方や知人の方までお呼びになる場合もあります。

家族葬では遺族の方が参列者の対応に追われることなく、お別れの時間をゆっくりと過ごせるなど良い点がある一方で、お葬儀をしたことを知らなかった人が後日弔問に来て、その対応に追われるなど大変な点もあります。

 

お葬儀の基本的な流れは一般葬とほぼ同じになりますが、一般葬と同様で事前に確認しておくことはたくさんあります。コロナ禍においてご会葬の方々との接触を極力避けるために、完全にお参りや参列を拒否されて行われる家族葬もあれば、お参りのみを通夜・葬儀開式の一時間前から開式までの時間にして頂き、最後のお別れの場を設けられる方がいらっしゃいます。どちらが多いとかではなく、これはコロナの感染状況によって変化するというのが現状です。

 

やはり、お亡くなりになられた方にとって大切な方というのはご遺族でもすべて把握するのは難しく、お参りの時間を設けるのは感染が落ち着いていれば大切な配慮といえると思います。コロナ禍における家族葬の現状で一番顕著に変化したのは、開式一時間前からのお参り(通夜会葬・葬儀会葬)の一時間を設けているのかいないのかという点だと感じます。どういう状況下でも、お亡くなりになられた方への想いは変わることはないというのが現場感としてあります。

 

例えば

■ 病院や施設で亡くなった場合はご安置場所をどうするか?

 斎場へ直接搬送してご安置する。/一度自宅に戻りご安置する。

 

■ 人数はどのくらいか?

 家族葬の場合も参列者の方をどこまで呼ぶかによっては人数が多くなる場合もあります。コロナ禍の感染状況にもよりますが、一時間前のお参りは定着してきているように感じます。

 

■ 精進上げはどうするか?

 集まっての会食にする。/お弁当形式にしてお渡しする。

 お時間の都合で、お葬儀まで・火葬まででお帰りになる方や会食は不安に思われる方へのおもてなしとして、お弁当形式にしてお渡しされる方がとても増えました。通夜のお弁当も個食対応が多く、この習慣はしばらく続きそうな感じです。

                                    

このように、家族葬であっても確認しておくことはたくさんあります。ご不幸があった時に冷静でいるというのは難しいことかと思います。そのような状況の中でたくさんのことを決めていくことはとても大変なことです。「いいお葬式だった」と思っていただけるように、かずやコスメディアでは事前相談をお勧めしておりますので、ぜひ一度ご相談していただければと思います。

 

事前相談をご希望の方は、TEL 0968-73-3420までお電話ください。

 

かずやコスメディア  竹森


2021.11.4コラム

かずやコスメディアの竹下です。

 

仏教では、布施は菩薩(悟りを求めて修行する人)が行うべき6つの実践徳目の1つとされており、施す人も、施される人も、施す物品も本来的に空であり、執着心を離れてなされるべきものとされています。布施はさまざまに分類されますが、一般的には次の3つに分けられます。

 

◉ 財施(ざいせ)

  出家修行者、仏教団体、貧窮者などに財物、衣食などの物品を与えること。

  仏教の教えへの感謝を表し、施すことです。

 

◉ 法施(ほっせ)   

  正しい仏法の教えを説き、精神的な施しを行う事。

  僧侶の務めとされています。

 

◉ 無畏施(むいせ)

  施無畏(せむい)とも言い、不安やおそれを抱いている人に対し安心の施しをすること、困った人に対し親切を施すことなどです。

 

僧侶は通夜、葬儀などの法要を営むことによって法施を施し、ご遺族はこれに対して感謝して財施で応えるという関係にあります。僧侶が葬儀を営むことはビジネスではなく、あくまで法施です。ご遺族も葬儀での「お布施」はご葬儀執行への対価として支払うのではなく、あくまで財施として行うことが本来の考え方です。

 

「お通夜やご葬儀などの弔事で金銭を包む際、御香奠などの表書きを薄墨で記載する」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。弔事で薄墨を使うのは、悲しみを表しているためと言われています。しかし、お布施は寺院に対する感謝の気持ちを示すために捧げるもので、悲しみを表すものではありません。そのため、お布施の表書きに記載する文字は濃い墨で書きます。

薄墨か濃い墨かで迷ったときは「悲しみを表す時は薄墨を使用し、感謝・慶びを表す時は濃い墨を使用する」と覚えておくとよいかもしれません。

 

 

 

 

寺院にお渡しするためのお布施の包み方は奉書紙を利用して包む包み方が最も正式で丁寧な方法ではありますが、郵便番号の記入欄がない真っ白い封筒を利用することも良いと思います。地方によってはお布施に水引が必要で水引の色も決まっている場合もあるようですが、私どもの地域では特に水引は必要ありません。しかし、寺院によっては水引が必要と言われる住職もおられるかもしれません。また、お布施袋に入れるお札ですが、寺院に不幸があったわけではないので、お札はお布施袋の表面に顔が来るように入れます。

 

皆様が日頃からお付き合いのある住職にでも仏教に関する色々な事を質問してみてはいかがでしょうか?

今より親しくなれると思います。


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