2021.08.25 | コラム |
「お葬式」という言葉を聞いて、皆様いったいどんなことを思い浮かべますか?
お寺さんへのお布施、ご近所の方への伝え方、役所の手続き、葬儀社との段取り、一口に「お葬式」といっても考えることは多々あります。それが大事な方を亡くしたばかりの立場になっているとなれば、なおさら不安になってしまうものです。もちろん、我々も全力でサポートはいたしますが、事前にできる準備の中で、とくに、「やっておいてよかった」と思われるものを、今回は紹介いたします。
それはご遺影写真の準備です。
実際にその時が来てはじめて写真を探す方もいらっしゃいますが、慌てて探し出した写真で納得いかない遺影写真をつくってしまうよりも、事前に、これと決めた写真があれば納得のいく遺影写真ができるかと思います。
元となる写真はどんなものでも構いませんが、できるなら画像が粗くないものをご用意ください。近頃は遺影写真も人それぞれ、帽子やサングラスをしているものもあれば、趣味に没頭している場面や、家族に囲まれ笑顔で写ってらっしゃる場面を切りとって遺影にのこす方もいらっしゃいます。写真の媒体は現像されたものでもデータでもかまいません。
成人式や結婚式、子供や孫の誕生など、節目で写真を撮られる方は、その写真を遺影写真として加工しなおす、ということもございます。
皆様は家族写真など日頃から撮っておられるでしょうか?
「お葬式」なんてずっと先のこと…。たしかにそうかもしれません。
ですが、いざというときに悔いを残さないために、今の貴重な時間を写真に残してみてはいかがでしょうか?
お手持ちのスマートフォンを使えば高解像度の写真も手軽にとれる時代です。お盆やお正月などのみんなで集まるようなときに、家族写真を撮る習慣をつくるというのも良いと思います。
最後に一番ご遺影写真作製において難航する写真の特徴をお教えしておきます。
- 集合写真の中の小さなお顔の写真
- 体が横を向いていて顔だけ正面の写真
これはなかなか納得される写真にならない場合が多いので、気をつけておいて下さい。
かずやコスメディア 北原