2021.11.18 | コラム |
【通夜振る舞い】
お通夜後に出される食事は「通夜振る舞い」と呼ばれており、お通夜にご弔問くださった皆様に料理やお酒を振る舞うことが、故人への供養になるとされています。
しかし以前のような通夜の食事は、昨今のコロナ禍の関係で避けられる事が多いうえ、三密(密閉・密接・密集)の意味でも難しい所があります。
やはりオードブルを皆様で囲んで食事をとることは避けられますし、ご弔問の方々も遠慮される事が多いうえ、かずやコスメディアとしても大人数でのオードブルは推奨しておりません。
最近の通夜振る舞いはお通夜後に式場で食事をとるのは家族だけにし、その他の方にはお持ち帰り用のお弁当をお渡しするというのが好まれています。
しかしご注意して頂きたい点として、数の問題があります。オードブル形式と違ってお弁当は各自へお渡ししますので、急な追加が出来ない場合があります。
どなたが来られ、お弁当をどなたに渡すのかは事前に把握する必要があります。
また隣保班・組内の方々に通夜・葬儀の受付をお願いする場合は、隣保班・組内の方々用のお弁当も必要になってきますので、こちらの数の確認も必要となってまいります。
料理の内容に関しては、肉魚が入っていない精進料理、肉魚が入っている半精進料理がございます。
かつては通夜振る舞い時には必ず精進料理をふるまっておりましたが、ご希望があれば肉の入った料理や寿司などが出せます。サイドメニューでは、唐揚げ、エビチリ、馬刺し、カルパッチョ等もご用意しており、精進料理が苦手という小さいお子様にも対応しております。この場合は、大人の方は精進料理を注文され、小さいお子様には肉魚が入ったお料理をご注文される傾向にあります。
【お斎・おとき】
お斎(おとき)とは、ご葬儀の前に故人様と一緒に食べていただく最後のお食事のことです。
故人様と親しい方々と食事を共にすることで思い出と共に故人様の存在を振り返る大切な機会となります。
こちらも肉魚が入っていない精進料理と、肉魚が入っている半精進料理があり、ご遺族の意向に沿ってご提供させていただいております。小さいお子様用にも専用のお斎もございます。
お斎も通夜振る舞い同様に数の確認が必要になります。コロナが流行る前と後では火葬場の利用状況も変化しています。
令和3年11月現在では、コロナ等の感染拡大防止の為、火葬場でのお食事は禁止まではいきませんが、ご遠慮していただいております。
加えて、人数制限をかけている火葬場がほとんどで、ご遺族以外の人が待ち時間を火葬場で……というのは難しい状況です。
この様にコロナ禍の前に比べると、食事や火葬場での人数制限などを考えると喪主様の負担は増えています。
ただでさえ、大切な方が亡くなり悲しみにくれている中で、このように負担ばかりでは大変です。
なるべく喪主様ひとりに全てを任せるのではなく、ご家族で分担していただくと楽になる部分は必ずあります。
通夜振る舞いやお斎だけではなく、ご葬儀に関する事柄は全て事前の準備が大事です。いざと言う時に困らない様に事前相談をお勧めします。
不安を安心へ。遠慮なくかずやコスメディアに一度ご連絡下さい。
かずやコスメディア 高木