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2022.05.19コラム

かずやコスメディアの竹下です。

私どもの地域では真宗の寺院が多いのですが、ご葬儀をなされたご遺族から、永代経をお願いしようと考えていますとお話を聞くことがあるので今回は浄土真宗の永代経とは?について書きました。

「永代経」=「永代供養」=「故人の為に懇志を納め永遠に読経をしていただく」

永遠に故人の追善供養をする。納骨を済ませた後は全てお寺に任せることが出来るので安心だと考える方も少なくないと思います。確かに永きにわたって読経はなされますが、浄土真宗には「供養」という概念がそもそもありません。亡くなった方は阿弥陀仏のお力(おはたらき)によって、すでに仏とならせていただき安楽の境地におられるので、亡き人を仏としていただく為の追善供養という営みは必要ありません。浄土真宗における「永代経」とは「永代読経」のことを指します。永代経(法要)は、「故人」を縁として、門信徒の方々によるご懇志によって、ご本山やお寺が護持(維持)され、お念仏の教えが子孫や後世、永代に渡り受け継がれていく事で、ご縁となった故人に感謝し、読経をする法要です。

「永代経」は先達・先祖を御縁として、私が経(教)をいただき未来永代に伝えながら、先祖と現世に生きる自身、そして未来の者との仏縁をつなぐために行う事が本義だそうです。

「永代経」のご懇志は満中陰(49日)後や故人の命日を機縁として納められるのが一般的です。

表書きは「永代経懇志」で水引はなくても良いです。

 

宗教による考え方の違いや、供養の仕方など様々な違いがあります。ご自身のご宗旨を知り、ご先祖・故人の思いを大切に手を合わせ生活が出来ればと思います。


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