2022.07.12 | コラム |
かずやコスメディアの川橋でございます。昭和38年生まれで満58歳です。
私も50数年前には可愛い幼少期がありました。
毎朝目覚めると、先ず「お仏壇に手を合わせお参りしなさい」と両親や祖父母に教えられました。年齢と共にお線香を焚いてお参りする事も覚え日課となりました。たまに同級生に「お前、線香くさいな」と言われる事もありましたがお線香の香りは嫌いではなかったので平気でした。多分皆様もお香との関りはお仏壇のお線香が最初だった方が多いのではないでしょうか。
弊社の仏壇部門にも数多くの種類の香り線香あり、ラベンダーや桜をイメージした物やコーヒーの香りの物等たくさんございます。私は、梅雨の時期から夏の熱帯夜の朝などスッキリするかおりのお線香を選んで焚いたりしています。
一般的にお線香と言えば長さ14㎝位、燃焼時間20分程のお線香をお仏壇の香炉に立てて焚いたり、真ん中から二つに折り横に寝かせて焚くのをイメージしますが、仏具以外のお香には手軽な短いスティック型を1本立てるタイプ等市販されています。その他に円錐型(コーン型)、渦巻型は蚊取り線香のような型で長時間焚ける物でお通夜等で便利な物もあります。
仏事の焼香は、香木や香草等を細かく刻んで混ぜ合わせた物で本来は沈香、白檀、丁子、鬱金、竜脳の五種の組み合わせを基本に五種香と呼ばれ、七種香、十種香等と各種ございます。更に細かい粉末の抹香は仏前でくゆらせたり、仏塔や仏像に散布したりしていました。長時間炊き続ける時香盤や常香盤、火舎にも用いられています。この様に目的に応じた道具や焚き方も様々あります。
その他、アロマオイルや練香、印香、火を使わない塗香や匂い袋等もあります。
仏教伝来と共に日本へ伝えられたお香の文化を皆様も日常に来客前やリラックスタイムに取り入れみてはいかがでしょうか。
まだまだ書ききれませんが今回は以上です。
かずやコスメディア 川橋でした。