2022.08.18 | コラム |
かずやコスメディアの竹下です。
皆様お盆はどのようにお過ごしになられたでしょうか?
新型コロナ第7派の感染が拡大する中、帰省をあきらめ、お墓参りも出来なかったという方も多かったのではないでしょうか?
来月は秋の彼岸になります。お彼岸は春分の日と秋分の日を中日として、前後3日間をお彼岸の期間とされています。
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」秋分の日は「ご先祖をうやまい偲ぶ」、このように自然やご先祖を大切にする日本ならではの習慣なのです。
なぜ、お彼岸にお墓参りをするようになったのでしょうか?お彼岸の時期になると、宗派を問わず各寺院で彼岸会の法要が行われます。この彼岸会の法要は浄土教(浄土思想)の影響を強く受けていると言われています。
その浄土教の信仰では、極楽浄土ははるか西のかなたにあると考えられているため、太陽が真東から昇って真西に沈んでいく春分の日と秋分の日は私たちが生活している現世(此岸)とご先祖の世界である(彼岸)とが最も近くなる日であると言われるようになり、この日に手を合わせご先祖の供養を行えば、ご先祖だけではなく自分自身もまた煩悩の無い極楽浄土へ向かうことができるのではないかという思想が生まれ、お彼岸にお墓参りをするという事が定着していったようです。
ある、お通夜の法話の中で人間は二度死にますと言われていました。
一度目は命尽きて亡くなった時、二度目は記憶から忘れ去られた時です。
故人に思いを馳せ、手を合わせることが大切な事だと思います・・・と。
新型コロナ第7派での、行政による行動制限がなくても外出自粛をされている方も多いと思います。
お墓にお参りに行けなくても日々、手を合わせ生活が出来ればと思います。
合掌