2023.12.13 | コラム |
葬儀費用は一度に支払う金額が大きく負担に感じる方も多いのではないでしょうか。
毎月少額を積み立てて必要な時に使うことができる互助会制度は、そんな方のためにございます。
葬儀担当者から互助会へ異動し1年も経ちませんが、人生に欠かせない冠婚葬祭費を上手にやりくりするための制度でもある互助会の仕組みや利点、気をつけるポイントなどをご紹介いたします。
互助会に加入を検討中の方や、「加入を勧められたけど本当に大丈夫?」と疑問に思っている方は参考にしていただければと思います。
互助会は、わずかな月々の掛金を積み立て、積み立てた金額をお葬式等のサービス利用に充てることができる制度のことです。月々1,000円から数千円といった金額から始められ、大切な場面に備えることができます。正式には「冠婚葬祭互助会」と呼ばれるものです。
昭和23年に始まった互助会は、物資が不足し、大切な儀式の準備が難しい時代に相互扶助の理念から生まれました。戦後復興期の日本で、少額を出し合あって完納時に利用できる仕組みは、当初から変わらず今日に受け継がれています。
また互助会は、経済産業省の許可事業であり、厳しい審査を受けた事業者のみが認可されています。
互助会に加入メリットは次の通りです。
- 割引価格でのサービス利用が可能
通常の価格よりも割引された価格でサービスが受けられます。
2.急な葬儀でも安心
突然のご葬儀にも迅速に対応できるサポートが利用できます。慌てることなく葬儀社を選ぶことができ、急いで大金を用意しなくてはという不安がないのも安心につながります。
3.一生涯続く安心の保証
もしも積み立て途中でお亡くなりになったとしても、完納までの不足分を支払うことで同様のサービスを受けることができます。
4、ご家族も使えて使い道いろいろ
加入者だけでなく、ご家族全員がお使いいただけるため、ご自身の葬儀以外にもお子様の成人式、婚礼等にも利用可能で、様々な使い道があります。
互助会の注意点は以下の通りです。
・コース内容をよく確認する
互助会に入会する前に、コースをよく検討しましょう。ご自身のイメージにあったコースがある互助会を選ぶことが重要です。
・解約時には解約手数料が必要
互助会は解約することもできますが解約手数料がかかります。そのことも把握した上で入会しましょう。
・すべての葬儀費用を互助会でまかなえないこと
積立金だけではすべての費用をまかなえないことに留意しましょう。追加の費用や宗教関係者への支払いは別途必要になります。
まだまだ加入していただく前にはご説明する点がございますが、興味がある方はお問い合わせ・ご相談いただければ幸いです。
有明冠婚葬祭互助会 木野淳一