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2024.07.13コラム

ご葬儀の場では、故人を偲び、遺族に寄り添うことが重要です。しかし、悲しみの中で適切な言葉を選ぶのは難しいものです。今回は、訃報のお知らせを受け、通夜・葬儀へお参りに向かった際の遺族にかけるお悔やみの言葉について説明できればと思います。

 

お悔やみの言葉の選び方

お悔やみの言葉は、遺族の心に寄り添い、悲しみを共感するための手段です。一般的な表現には「ご冥福をお祈りします」「ご愁傷様です」などがありますが、宗教や文化によって適切な言葉は異なります。例えば、「ご冥福をお祈りします」は浄土真宗や神道、キリスト教の葬儀には適さないとされています。

代わりに、「お力落としのないように」「心よりお悔やみ申し上げます」など、遺族の心情に寄り添う言葉を選ぶと良いでしょう。また、形式的な言葉よりも、故人との思い出や感謝の気持ちを込めた言葉の方が、遺族にとっては慰めとなります。例えば、「○○さんとの思い出が心に残っています」「○○さんの優しさに感謝しています」など、具体的なエピソードを交えて伝えると、遺族にもその気持ちが伝わりやすくなります。

 

ご遺族への声かけ

ご遺族への声かけは、慎重に行う必要があります。深い悲しみにある遺族に対しては、無理に会話を続けるのではなく、簡潔にお悔やみの言葉を述べるだけでも十分です。「お辛いでしょうが、どうかお身体を大切に」など、相手の体調を気遣う言葉も有効です。また、遺族が話したがっている場合は、耳を傾けることも大切です。ただし、過度に踏み込んだ質問や無理な励ましは避けるようにしましょう。

葬儀の場では多くの人が遺族に声をかけるため、長い会話は避けるのがマナーです。短くても心のこもった言葉を伝えることで、遺族の悲しみを少しでも和らげることができます。

 

最後に

葬儀は、故人を偲び、遺族に寄り添う大切な場です。正しいお悔やみの言葉とマナーを守ることで、遺族の心に寄り添い、故人を敬う気持ちを伝えることができます。事前に基本的なマナーを学び、心を込めて対応することで、遺族にとっての大きな支えとなるでしょう。

遺族にとって、葬儀は非常に感情的な時間です。そのため、参列者の配慮が非常に重要になり、正しい言葉を選び、適切な行動を心掛けることで、遺族にとって少しでも安らぎの時間を提供することができます。また、自分自身もその場の雰囲気に合った振る舞いをすることで、故人への敬意を表すことができるでしょう。

 

かずやコスメディ木野


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