2024.07.25 | コラム |
夏休みの時期になりました。夏がくれば思い出すのはお祭り・花火大会・浴衣・風鈴・スイカ・かき氷など十人十色ですが、私は特に小学生だった頃の思い出が強く印象に残っています。夏休みの宿題もせずに遊んでばかりでしたが、キャンプや海水浴を楽しみ、お盆に親戚が集まり賑わった事など今も夏になると鮮明に思い出されます。最近はキャンプが人気ですが海水浴に行きたい人が減少傾向だそうです。海の家を営業するところも少ないようで残念におもいます。それでも夏祭りや花火大会は子供も大人も楽しみでワクワク 。皆様も心待ちではないでしょうか。私どもの地域では大牟田市の大蛇山まつり、熊本市の火の国祭り、山鹿市の山鹿灯籠まつりなどで賑わいます。山車や踊りに参加したり花火大会も楽しみですが縁日の露店をまわるのも楽しみです。
縁日といえば、お祭りの日に神社などで屋台や露店が並ぶこと、という認識をされている方も多いと思いますが、縁日とは「有縁(うえん)の日」又は「結縁(けちえん)の日」、「神様や仏様と何かしらのご縁があり、その供養や祭りを行なうための日」のことで露店や夜店を指すことばではないのです。縁日の語源は、「仏様に会う日」を意味する「会日(えにち)」であるといわれています。語源からも分かるように、縁日の由来は仏教です。そのため縁日は仏教由来の神様に設定されていることが多いのですが、菅原道真を神格化した天神様や、航海の安全を見守ってくれる金毘羅様など、仏教以外の神様に縁日が存在することもあります。例えば 毎月5日が縁日の(毎月1日・5日・15日とする所もある)久留米水天宮は水と子供を守る神様で漁業や海運業、農業、水商売、子宝や子育てについて祈願する最良の日とされます。又毎月8日・12日は長寿、病気平癒などのご利益がある薬師寺如来。奈良の薬師寺・法隆寺、京都の醍醐寺、などが有名です。その他毎日なにかしらの縁日が存在しますのでご自身の悩みや願い感謝にあった縁日を探してみられると良いかとおもいます。縁日の日には普段は寺院の奥深くで祀られている仏像を開帳したり、縁日の日だけに受け取れるお守りがあったり寺院の境内で縁起物や飲食物を売る露店が立ち並ぶことも珍しくありません。縁日に露店で買い物をしたり、その土地の名物をいただいたりするのも楽しいですね。間もなく我が家にも遠方から孫達が帰省しますので夏祭りを通じて楽しい夏の思い出を残してあげたいと思います。
かずやコスメディア 川橋