2023.08.24 | コラム |
2025年問題とは
日本の人口年齢別比率が劇的に変化して、「超高年齢化社会」となり、社会構造や体制が大きく変わってしまい、雇用、医療、福祉等で様々な影響が出るとされている問題です。
いわゆる団塊の世代が…第一次ベビーブームの時期に生まれ、成長した多くの方々が、様々な分野で日本を成長させてきました。
そういった人々が、2025年で75歳以上になり、国民の4人に1人が後期高齢者となる社会へと突入していきます。
この問題は非常に多岐にわたる物なので、今回は視点を限定して、2025年問題における葬儀の変化をお話していきたいと思います。
ます結論からお話しすると、葬儀は最早『誰しもが起きうる可能性がある』という事です。
何を当たり前の事を言っているんだ?人は何が原因で死ぬか分からないし、いつ死んでしまうかも分からない。
可能性の話をするなら当然だろう、と思われるかもしれませんが、私の話はその更に先にあります。
つまり皆さん自身が主となり、葬儀をする可能性です。
皆さんの中に『葬儀をする側』を体験した人が、どれ位いるでしょうか?おそらくほとんどいないと思われます。
しかし今後は、少なくても意識をする必要が出てくる時代になってしまったのです。
日本の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳というデータが厚生労働省から発表されております。
しかしこれとは別に、健康寿命という日常生活が制限されることなく生活できる期間も発表されており、
それが男性で72.68歳、女性が75.68歳という数字が明らかになっています。
我が国は、国民の4人に1人が健康寿命よりも高いという世の中になっているのです。
また現状の未婚率を考えれば、孤独死も多くなっており、2022年には6727人の方が誰にも看取られず、お一人でお亡くなりになっております。
一般社団法人日本少額短期保険協会のデータによると60代~70代の方が特に多いそうです。
そしてそういった大多数の方々は、近くに親族のいないケースが多く、場合によっては警察の方が遠縁を探しだし、葬儀の世話をお願いされる事もあります。
既に起こっている事ではありますが、全く会わない親戚等の縁の薄い人の葬儀を、突然言われるのです。
ですので、いつでも、どこで、誰もが、予期せぬ葬儀が起こりうる可能性があります。
そういった際に葬儀の流れ等を知っていれば、慌てる事もなく対応する事も出来ますので、少しでも知識を身に着けていただければ幸いと存じます。
我々かずやはそういった質問等も随時受け付けていますので、いつでもご連絡を下さい。お待ちしております。
かずやコスメディア高木